IDOL : 寺嶋 由芙

『古き良き時代から来ました。まじめなアイドル、まじめにアイドル。』がキャッチフレーズの”ゆっふぃー”こと寺嶋 由芙。今年、ソロアイドル活動9周年を迎え、10年目に入る。彼女は気品あふれるビジュアルに加えて、確かな歌唱力とアイドル性、さらに知性も持ち合わせた才色兼備である。そして大のゆるキャラ好きで、これまで多くのゆるキャラと共に過ごし、発信をしてきた。ゆっふぃーの世界観は、リアル/ネットを問わず、数多くの人を虜にしている。
そんなゆっふぃーに、楽天チケット『R-IDOL』で取材を実施。様々なお話を訊いてみた。兼ねてより楽天の「お買いものパンダ」(彼女曰く”おパン”)が大好きで、なおかつ楽天のサービスも多く活用していると言う。おパンへの”愛”を、ゆっふぃーらしい雰囲気で語りつつ、10年間、アイドルとして活動した彼女だからこそ考えるアイドルシーンへの想いを明晰に答えてもらった。”アイドル界に恩返しがしたい”ーー。そう言葉を紡ぐように話す彼女には、優美さと説得力を感じた。これは取材中から感じた印象だ。
2022年の振り返りや2023年の展望、これからのアイドル活動、アイドルシーンについて。 今、ゆっふぃーが考えることとは。ぜひ寺嶋 由芙の魅力が存分に詰まったこのロングインタビューからそれを感じて欲しい。寺嶋 由芙のこれからと、アイドルシーンのこれからが、さらに素敵な展開になることを切に願っている。

ゆっふぃーのお買いものパンダへの愛と、最近学んでいること

ーーまずは活動について触れる前に、ゆっふぃーさんが推しているもの、気になっているものがあれば教えていただけますか?

寺嶋 由芙
もう、おパン(楽天の「お買いものパンダ」)のことはずっと気になっていますね。お買いものパンダのおパンが、最近、立体化されたんです。いわゆる着ぐるみができたということを聞いて。最初のグリーティングが、12月に広島でやっていたはずなんですよ。私、全部リリイベ被ってて、行けなくて・・・。

ーーそれは、辛いところですね・・・。

寺嶋 由芙
本当におパンに会いたいんです! 古参アピールで恐縮ですが、私、初期から彼らのことを好きでいて、グッズを集めていたんです。でも最近、展開がどんどん増えて、だんだんグッズを追いきれなくなってきています。だからちょっとオタ活が大変な状態です(笑)。

ーーあははは(笑)。

寺嶋 由芙
ちなみに、うちに1メートルぐらいのおパンがいますよ(笑)。

ーーすごいですね! いつぐらいからおパンに注目し始めたんですか?

寺嶋 由芙
いつぐらいだろう。うーんと、CMが「ららら楽天ポイント~♪」で、おパンが初めて動いた時よりちょっと前だったと思うんですけど。おパンのTwitterが始まる前ぐらいかな? その時期ぐらいに、楽天さんに可愛いキャラクターがいるぞということを知って。私、正直、楽天という会社は、すごくイケている会社だと思っていたので、ゆるキャラとかは作らないと勝手に思っていたんですよ。なんというか、シュッとしたフォルムのものを好まれるのかなと思っていたので、まさかキャラクターができて、なおかつ、可愛いパンダとは、びっくりしたのと同時にすぐに好きになりました(笑)。
おパンの良いところは、あからさまに「楽天を使ってね!」というアピールをしてなくて、イチ楽天ユーザーとして、カードを使ったり、楽天市場でお買い物をしたりしている日常を発信してくれているところなんですよね。我々と同じ目線で過ごしていることがすごく好きで、Twitterに日々癒されていますし、LINEスタンプとかも、愛用しております。おパンの白くてむにゅっとした感じやお口もすごく可愛くて好きです!

ーー本当に、すごくファンでいらっしゃるのですね!

寺嶋 由芙
本当に可愛いんです! おパングッズを買いに、『楽天 Optimism』にも行きました!

ーー本当に大好きという感じが伝わってきますね(笑)。何かおパン以外で、最近、気になっているものなどありますか?

寺嶋 由芙
去年、『アイドル歌会』というイベントに参加したのをきっかけに、短歌を始めましたね。私、大学では文学部で、しかも日本文学専攻だったので、元々、興味はあったんですね。俵万智さんはもちろん大好きですけど、加藤千恵さんという歌人の方のファンなんです。加藤千恵さんの短歌や小説が好きだから、自分の曲の歌詞をお願いしたことがあるんですよ。「わたしになる」という曲と、「あたらしいわたし」という曲の2曲も書いていただいたんです。嬉しかったですね。イチファンとしては、短歌を読む、つまり鑑賞することはすごく好きだったんですけど、多分、今喋っている感じや書いた文章を見ていただいたらお分かりの通り、私はすごく言葉が多い人間なのです。だから、31文字、つまりみそひともじ(三十一文字)に自分の気持ちを入れ込むなんて、そんな高尚な技術は自分には無いと思っていたから、やらずにいたんですよね。自分にはできない、素晴らしい技術だと思っていたら、『アイドル歌会』に呼んでいただいて、そこで「誰でもやっていいんだよ」というかのように、ちょっとハードルを下げていただいたことによって、今では自分でも短歌を詠む(作る)ようになりました。あとは、コピーライティングも好きですね。『宣伝会議賞』には、全然アイドルに関係ないんですけど、勝手に毎年、応募してて。

ーーえぇ~、そうなんですね!!

寺嶋 由芙
そうなんですよ。そしたら、去年、3次審査まで通ったんですよ!!

ーーすごいです!

寺嶋 由芙
だから、今後はもうちょっと頑張りたいなと思っています。今の段階で、90本ぐらいコピーを出しました。どうなるかは分からないんですけど、趣味でそういうことをやっていますね。ちなみに、そのコピーを書くノートは、おパンのノートへ(笑)。

ーーなるほど(笑)。(取材中に)ちらっと見えたんですけど、本当にめちゃめちゃ書いてますね(笑)。

寺嶋 由芙
めちゃめちゃ書いてます(笑)。コピーライター養成講座に通っていた時があるんですけど、その時のメモも全部、取っています。

ーー素晴らしいですね。一個一個、話を深堀させていただきたいです。短歌のお話に戻るんですけど、今まで長めの文章を書くゆっふぃーさんだった訳ですけど、短歌を詠む際は、かなり考えるのではないですか?

寺嶋 由芙
考えるし、すごく大変なんですけど、自分の考えたことや経験したこと、もらった言葉を落とし込むのは面白いですね。日記って書くのが、すごく大変じゃないですか。私も「日記を書くぞ」と思うと、すごく事細かに、詳細を残そうとしちゃうので、すごく大変な作業なんです。自分で削ぎ落とすという行為が私にはできないから、全部をみっちり書いちゃうがために、大変になって、なかなか続かないんですよ、ただ、短歌だと、最初から三十一文字しか使えないと決まっているから。いっぱい書かなきゃみたいな大変さがないから、楽しく続いていますね。

ーーなるほど。今までとは違う、新鮮な感じがするんですね。

寺嶋 由芙
そうですね。今までは言葉を取りこぼしてはいけないとか思っちゃってたんですよね。

ーーそうですよね、それはゆっふぃーさんの性格を知っていると分かります。

寺嶋 由芙
そうなんです~。書き漏らして、誤解が生まれたりしないかな?って思っちゃうと、すっごい全部を説明しちゃう性格なんです。でも最初から三十一文字しかないです、と言われたら、良い意味で諦めるしかないので。短歌を始めたことを通して、普通に書く文章の削ぎ落とす作業も今、学んでいますね。

ーー面白いですね。ただ、ゆっふぃーさんの文章を見させていただくことがよくあるんですけど、本当にご丁寧だなと思いますね。

寺嶋 由芙
そうなんですよ、ご丁寧なんですよ(笑)。

ーー何度も見返しているんだろうなという文章を書かれていると思っていて。でもそれはそれですごく素敵ですし、良いことだと思いますけどね。

寺嶋 由芙
いやいやいや。恐縮です。

ーーキャッチコピーのお話になるんですけど、ここは気を付けているところ、ポイントにしているところはありますか?

寺嶋 由芙
最初、キャッチコピーは言葉遊びだと思っていて。自分は、SNSを含めて、(文字を)書くことが好きですし、まぁ親父ギャグやダジャレみたいなものも好きだから、それを活かせると思っていたんです。だから、実は軽い気持ちで参加しちゃったんですけど、実際は全然、そういうことではなくて。コピーを書くにあたり、商品がお客さん、つまり消費者のところに届くことによって、商品の良さやこんなメリットがありますよ、あなたの生活がこのように幸せになれますよ、という提案をすることがコピーであると習ったんです。でも、よくよく考えたら、それって自分のアイドル活動にすごく活用できるなと思ったんですよ。「あの曲を聴いてください」とか、「ライブに来てください」と、ただ言っているだけだと、押し付けになっちゃうと思うんです。そうじゃなくて、「来てもらったら、こんなに楽しいことがありますよ。あなたの暮らしにゆっふぃーがいると、こんなにハッピーになりますよ」ということを提案できるようなライブを作っていこうと思えたんですよね。そうやって「日々の発信をしていこう」という考え方を変えてくれて、ヒントをくれたのがキャッチコピーです。アイドルの活動に今、すごく活きていると感じますね。

ーーヘぇ~、面白いですね。今まで触れてきたものとは別軸な考え方なんですかね?

寺嶋 由芙
そうですねぇ~。今まではアイドルにあんまり関係がないことだから、そこに時間を使う余裕がなかったんですけど、コロナ禍になってしまった影響もあり、ちょっと活動が落ち着いた時期があったり、さらに自分がフリーランスになったりしたからこそ、割と興味のあることに自分から触れるようになったので、そのような変化が、もしかしたら今、出てきているのかもしれないですね。

ーーそうなんですね。でも意外と大事なことかもしれないですね。

寺嶋 由芙
いや、そう思いますね。

ーーそこは繋がらないだろうと最初は思うけど、結果的に繋がったり、活きたりするんですね。

寺嶋 由芙
そうなんですよね。だから(逆に)コロナ禍の期間などに、ちょっと落ち着いたことは、とても困ったし、嫌だったけど、結果的にうまく利用できたのかもしれないです。

おパンのことが好きなので、おパンの会社にはなるべく貢献したい

ーー楽天のおパンちゃんのぬいぐるみや手帳などご愛用されていると思うんですけれど、楽天でお買い物はされますか?

寺嶋 由芙
めっちゃしてます! ダイヤモンド会員です!

ーーすごいです!

寺嶋 由芙
おパンのことが好きなので、おパンの会社にはなるべく貢献したい、と言ったらちょっとおこがましいかもしれないんですけど(笑)、おパンが喜んでくれるかもと思って使っています(笑)。
それに今、遠征とかがすごく多くて、お家にいる時間が少なかったり、お買い物にゆっくり行く時間が無かったりするので、遠征先とかへ持っていくのに必要だったのに、忘れていたという物を買うなど、すごく活用させていただいております。便利ですし、ありがたいですね。
あとは、対談などがある時には、お相手の方の著書を読んでおきたいというのがあって。でも本屋さんに行く暇が無いから、『楽天ブックス』で買っています。『楽天Kobo』の電子書籍も使っていますし、さらに『楽天マガジン』の雑誌読み放題も入っています(笑)。すごく利用させていただいていますね。

ーーめちゃめちゃ愛用していますね(笑)。

寺嶋 由芙
なんでこんなにいっぱいサービスに入っているかというと、新しいサービスを使う度に、ぬいぐるみがもらえるんですよ!(笑)

ーーあははは(笑)。

寺嶋 由芙
そうなんですよ(笑)。『楽天トラベル』も使っていますし、『楽天ビュー ティー』も使っています。『パンダフルライフコレクション』という、サービスに合ったおパンのぬいぐるみがもらえるんです! 例えば、『楽天TV』だったら、ヘアバンドを付けているような、可愛くて限定のぬいぐるみがもらえたりするんです! サービスごとにぬいぐるみの種類が違うので、とにかく集めねば!と思って、すごく集めています(笑)。せっせと(笑)。

ーー推し活みたいなところもありつつ、自分にも還元されるみたいな(笑)。

寺嶋 由芙
そうなんです(笑)。最近のお話ですと、青いニーハイソックスが衣装用に必要だったんです。でも、滅多に売ってないじゃないですか。

ーー確かに、なかなか売ってないですね。

寺嶋 由芙
楽天で探してみたら、それがあって、遠征先でポチったんですね。遠征から帰ってきたら、もう届いたので、スピードも早くて、撮影に間に合って助かりましたね。あとは、武田砂鉄さんという方と、私が毎週やっている配信トークイベント『#プレミアムゆーふらいデー』で対談した時にも、砂鉄さんの本をお会いする前にたくさん読んでおきたいと思って、『楽天ブックス』さんで、まだ持っていなかった本を注文して読んだりしています。すごく時短になっているので、本当に楽天さんには助けて頂いていますし、活用させていただいております。

ーー楽天のページはやっぱり使いやすいですか?

寺嶋 由芙
使いやすいですし、随所におパンがいるので(笑)。

ーーあははは(笑)。癒される?

寺嶋 由芙
癒されますね。おパンを見ることができるのが最高だな、と思いながら使っています(笑)。

ーーははは(笑)。なるほど!

寺嶋 由芙
楽天さんで言うと楽天銀行も口座開設しています!
ぬいぐるみ欲しさに口座を開設しました(笑)。でも残念なのが、学割のぬいぐるみはもうもらえないんですよ・・・。私は学生を卒業してしまったので。だからいつかまた学生になることがあったら、ゲットしたいですね。

ーーそうですね。可能性は全然ありますもんね。

寺嶋 由芙
可能性ありますからね。そう思っています。

ーーちなみに、これまでお聞きしてなかったんですけど、おパンの好きなポイントはどこですか?

寺嶋 由芙
性格が良いです!(即答)

ーーなるほど! ゆるキャラをいっぱい見られている寺嶋さんならではの見方ですね(笑)。

寺嶋 由芙
すごく良い子だなと思うのと、生活感がすごく伝わってくるんです。さっきお話した通りで、おパンって楽天のイチユーザーとしての立場で発信しているんです。おパンも、私と同じように楽天の色んなサービスを使っていて、楽しく暮らしているんだなと思うんです。Twitterとかを見ていると、生活がちょっと慎ましい感じがするというか(笑)。猫の『むぎ』ちゃんを飼い出した時も、私たちと同じように考え、ニャンちゃんを愛し、暮らしているんだなって。時々、高級なエサをあげてみたりとかも親近感がありますね(笑)。それがまた時々なところがいいな、って思います(笑)。生活感があることと、性格の良さを推しています。

ーーさすがですね! ゆるキャラを愛しているだけに、よく見ていらっしゃいますね。

寺嶋由芙は〇〇で芸能界ナンバーワン

ーー『〇〇は芸能界ナンバーワン』というテーマでお話をお伺いしております。ジャンルはなんでも良いのですが、ゆっふぃーさん的に『〇〇は芸能界ナンバーワン』と思うものは何かありますか?

寺嶋 由芙
多分、ゆるキャラ・ご当地キャラのキャラクター関係で、こんなに節操なく手を出しているのは、私が一番かなと思っているんですけれど、いかがでしょう?

ーー確かに! 今ってどれくらいゆるキャラなどのキャラクターを認識していらっしゃるのですか?

寺嶋 由芙
キャラクター自体は、2000、3000ぐらいいるらしいんですね。私が2ショットを撮ったことのあるキャラクターは、1000ぐらいはいるんじゃないのかなと思いますね。

ーー全国の半分近くは撮っているんですね!

寺嶋 由芙
そうかもしれないです。大きめのイベントに行くと、一日に100とか200とか会えるので、それを繰り返しているから、おそらくそれくらいは撮っていますね。おパンをはじめとする企業キャラさんやサンリオさんとかもたくさん推しています。

ーーあとは自治体とかですよね。

寺嶋 由芙
そうですね。私は色んな子に会っていますし、2ショット写真を撮ったり、グッズを集めたりということで、キャラクターオタク活動を手広くやっている人っていうのは、もしかしたら、こういう仕事をしている人の中では一番だと良いなと思いますね。もちろん、一般の方ではもっといらっしゃる方もいるかもしれないですけど。まぁでもそもそもそんなに見かけない(笑)。仲間が欲しい気持ちはあるんですけれど(笑)。

ーー逆に(笑)。一緒に推し活する人がいたらもっと楽しいですよね。

寺嶋 由芙
そうなんですよね。サンリオではいるんです。サンリオオタクの芸能人の方は多いので、サンリオ仲間はいるんですけれど・・・。ご当地キャラや企業キャラにまで手を伸ばしてしまうと、なかなか仲間がいないので。一番の私のオタ友は母親です(笑)。

ーーそうなんですね! お母様と一緒にされているんですね。

寺嶋 由芙
うちの母親はもうオタクなんで、一緒に行きますね。現地まで一緒に行って、会場で別行動して、帰りに一緒に帰るみたいなことも多いんです。推しがそれぞれ違うので。

ーー推しが違うんですね。お母様とゆっふぃーさんがゆるキャラを好きになられたのはどちらが先なんですか?

寺嶋 由芙
あぁ~、同じタイミングかなぁ。母親が元々、サンリオが大好きなんですね。『みんなのたあ坊』というキャラクターが好きなんです。でもサンリオ以外でも、当時、まだ”ゆるキャラ”という名前が付いてなかったけど、謎の自治体キャラクターはいたんですよね。例えば、警視庁の『ピーポくん』とか、つくば万博の『コスモ星丸』とか。今だったら、ゆるキャラと一括りにされるけど、当時は「よく分からないけど、なんかいるぞ」みたいな、そういう可愛いキャラクターを集めたりするのが、母はずっと好きだったので。その血を受け継いで、今、私もそのようになっています。

ーー元々、お母様にそういう気質がありつつ、ゆっふぃーさんはその環境で育った訳ですね。

寺嶋 由芙
そうなんです。だから自然とキャラクターグッズには囲まれて育ちました。私はご当地キャラの『チーバくん』をきっかけに好きになりましたね。私は千葉県民なので。その同じタイミングで、母も『チーバくん』にハマっていました。千葉国体のボランティアをするとグッズがもらえるからといって、せっせと行ってました(笑)。

ーーあはは(笑)。

寺嶋 由芙
邪な動機で、ボランティアをしていました(笑)。

ーーでも良いですよね、それで貢献できるなら。

寺嶋 由芙
そうですね。

ーーそれでは、寺嶋由芙さんが、『ゆるキャラ好き、芸能界ナンバーワン』ということで、押し出していきましょう(笑)。

寺嶋 由芙
そうでありたいです(ぺこり)。

色んなことがちょっとずつ結実してきた一年だったと同時に力不足を感じる一年でもあった

ーーここからは、ゆっふぃーさんのアイドル活動についてお聞きできればと思います。2022年はどのような年でしたか?

寺嶋 由芙
2022年は、リリースが2回ありました。一つ目が3月にリリースさせていただいたんですけど、なんと『ポムポムプリン』とのコラボシングルだったんですよ。推しとコラボさせていただくのはすごく嬉しかったです・・・! 天下のサンリオさんですし、サンリオピューロランドで、MUSIC VIDEOやジャケ写を撮らせていただきました。何より、推しがずっと一緒にいてくれたことが嬉しくて・・・! さらには、サンリオピューロランドでワンマンライブも久々にさせていただきました。本当に”オタクの夢叶えちゃおうSP”でしたね(笑)。そこで、自分のオタクとしての活動がかなり報われた気持ちがすごくあって嬉しかったですし、より推しへの感謝が芽生え、この子たちにいただくばかりではなく、何か返さなきゃみたいな感情になりました(笑)。

ーーあはは(笑)。今でも十分返しているような気がしますけどね(笑)。

寺嶋 由芙
いやいやいや! 全然、全然です。本当にプリンに良くしてもらったので、何かプリンの役に立てるようになりたいなという決意を新たにした年でもありました。そして、夏には生誕のワンマンライブがありました。その前までは、緊急事態宣言が発令されるなど、結構ひどい状況だったので、ワンマンライブを開催しても、なかなかお客さんが足を運べない時期もあったんですけど、その夏の生誕ワンマンライブでは、久々にチケットソールドアウトができて、みんなに温かく囲まれながらライブができた、すごく良い夏でしたね。そこから『恋の後味』のリリースに向けて動くという、とても良い流れで2022年を過ごせたなと思っています。ラブソングの時はゆっふぃーのやりたいことを全部詰め込んだよ、幸せソングとは打って変わって、『恋の後味』では、今まで私がやってこなかったシティポップをいただきました。

ーーはい、聴かせていただきました。とてもオシャレな楽曲ですよね。

寺嶋 由芙
そうなんです。とってもオシャレなのです! そして、歌詞も今までの自分の人生では経験したことの無いような、切ないものなので、一段、登らせていただいた感覚があります。今までは、ゆっふぃーのまま色んなことをやっていたけれど、ゆっふぃーじゃないことも歌えるようになりなさいね、という課題をいただいているのかなと、すごく思って。今までのアイドル活動、オタ活の集大成からの、次の一歩みたいな感覚です。そんな繋ぎをいい感じにできた一年間だったような気がしております。

ーーすごく節目となった一年間になったかもしれないですね。新たな一面を引き出せる可能性を広げた一年となった。

寺嶋 由芙
そんな気がしています。夏のライブも印象的でしたけど、もう一つ、浅草公会堂でのライブを2月に行いまして。自分の中でこれまでで一番大きな規模のライブでした。正直、ソロアイドル活動を始めた当初、キャッチフレーズで自分の特徴をどう言い表して良いのか分からず、流行りに疎いなどのウィークポイントばかりが目についてしまっていて。”ダサい”とか”時代遅れ”と思われる恐れがあるのではと考え、なんとかうまく言い表そうと思って、「古き良き時代から来ました。まじめなアイドル、まじめにアイドル。」と、ちょっとだけ、やけっぱちで言い始めたキャッチフレーズだったんですけど、今となっては、そのキャッチフレーズ、言葉が導いてくれた、浅草公会堂という古き良き会場でのライブだったし、色んなことがちょっとずつ結実してきた2022年だったと思いますね。でも、そういう大きい場所や幸せな曲をいただいたからこそ、力不足を感じる一年でもありました。

ーー逆にそうも思ったんですね。

寺嶋 由芙
はい。まだまだ届いていないことがいっぱいあるなとか、足りてないものがまだあるなということをすごく感じた一年でもありました。来年9周年、そして10年目なので、これまでよりも頑張らないとなと思っています。

10年アイドルをやったからにはアイドル界への恩返しとして何かやっていきたい

ーーそのお話に付随して、2023年はどのような年にしたいですか?

寺嶋 由芙
ソロアイドル活動が9周年となり、そこから10年目ですね。自分がソロアイドルを始めた時、加茂さん(加茂啓太郎、音楽プロデューサー)が、「とりあえず1曲出してごらんよ」と言ってくださって、お試しでCDを出してくれたんですよ。「#ゆーふらいと」という曲なんですけど、まずは曲がないと活動自体、何も始まらないから、1曲を出してみて、世間に「寺嶋由芙という子がアイドルやりたがっているから、誰か面倒見てください」という、”名刺代わりの1枚になるように”という想いで出してくれた曲だったので、私はその曲を持って、オーディションに行ったりとか、事務所さんとお話をしたりして、グループに入れてもらうことを想定していたんですよ。でも、その「#ゆーふらいと」を思い掛けずに評価してくれたのが、当時の事務所の方で、そのまま面倒を見てくださりました。そんな経緯でソロアイドルになったので、正直、ソロで何か成し遂げるような”野望”とかがある訳ではないんです。自分がここにいることが、すごく不思議なんですよね。でももしかしたら、そのくらいのスタンスだったからこそ今まで続いたのかなという気もしています。いつもあまり具体的に、何歳までにどうかとか、言わないし、言えないことがちょっとコンプレックスだったりもするんですけど。でも、言ったところでどうなるかなんて分からないじゃないですか。

ーー確かに、そうですね。

寺嶋 由芙
だって、コロナ禍とかありましたし。そういう具体的なことを言わないことが、何かを諦めているとか、目を逸らしていることでは全くなく、ぼんやりと大きなことも視野に入れながら、でも今やるべきことを粛々とやっていく方が、自分には合っていますし、気持ちも折れずに頑張れるかなと思うんです。

ーーなるほど、なるほど。その中でも幅を広げている今という感じなのですかね?

寺嶋 由芙
そうですね。幅を広くしても許されるのがソロアイドルだなって思っていて。やっぱりグループさんだと、スケジュールの兼ね合いもあるだろうし、グループの色みたいなものもきっとあるじゃないですか。

ーーそうですね。事務所のルールもありますし。

寺嶋 由芙
そうですよね~。何かそういう縛りがすごく少ない環境にいるからこそ、何をやっても、”寺嶋由芙がやっていることです”という、一個の筋が通るというか。 それが見え方として成立しているのかなという気がするので、アイドルだからこれはあまりやらない方が良いかなとかなく、恐れずにやっていきたいですし、今まで勉強したことが誰かの役に立つならば、短歌やコピーだって、やっていて損はないと思うんです。もちろん、楽しいから勉強しているのもありますが。私、結構アイドルの労働環境についてのインタビューをしていただくことが多いんですね。それは私の今までの経験に興味を持っていただけてるのもそうですが、ソロだし、しかもフリーランスなので、きっとなかなかいないからだと思うんですけれど。でもソロでフリーランスだから、色々考えたり、確認しなくちゃいけなかったりすることもあるんです。例えば、色んな契約内容を自分で確認しないといけないんですよ。だからアイドルの労働についてはよく考えることがあります。何社もの事務所さんにお世話になってきたし、色んな場面も見てきたので、その経験を、お若い方というか今アイドルをしている方に、シェアしたいな、役に立ったらなという気持ちがありますね。そして、10年アイドルをやったからには、この先、アイドル界への恩返しとして、何かやっていきたい気持ちが強いですね。

ーー素敵な考えですね。アイドルはどうしても”こうでいなくちゃいけない”という固定観念みたいなことが多い中で、ゆっふぃーさんは良い意味で、自由にやれれている印象が強いんですけど、それもまたアイドルにとって、そういう生き方があるという指標になったら良いなと思いますね。

寺嶋 由芙
そうなったら、とっても嬉しい。もちろんやっちゃダメなことはありますよ?でも、アイドルだからこういう勉強したら似合わないかな?とか可愛くないかな?とか、そういうことで諦める人は減って欲しいですし、アイドルという文化をより楽しくして、広めていくためにも、一人ひとりのアイドルちゃんたちの特技を伸ばしたりとか、アイドル活動の寿命を延ばしたりすることは、すごく大事だと思うから、みんなが長く、楽しくやりきれる業界になるなるように、アイドルを長くやってきた身として、恩返しみたいなことができたら良いなとすごく思っています。

ーー本当にしっかりなさっていますね。素晴らしい考えです。ちょっと話は戻りまして、ゆっふぃーさんの活動の話に戻りますが、2023年の最初から、ツアーを組まれていますね。意気込みをお聞かせいただけますか?

寺嶋 由芙
今回はワンマンライブと同時に、北海道、福岡、名古屋、大阪などで、その地域にゆかりのあるアーティストさんをお招きするツアーを予定しています。普段はソロなので、自分が準備したものを、皆さんに「はい、どうぞ」ってお見せしている訳ですけど、誰かと一緒にやると思わぬ化学反応が起こると思うので、楽しみですね。また時にハプニングだったり起こるじゃないですか(笑)。そんな楽しさを、ぜひ『ゆふぃすと(寺嶋由芙のファンの名称)』のみんなに見てもらえたらと考えています。楽しみにしていてください!

“ゆっふぃーさんみたいにやれば、良いのかな”とアイドルとして一個のロールモデルになれたら嬉しい

ーー「古き良き時代から来ました。まじめなアイドル、まじめにアイドル。」のゆっふぃーさんですが、先ほどのお話に近い部分はありますが、改めてこの先、どのようなアイドルになっていきたいと考えていますか?

寺嶋 由芙
ゆっふぃーさんみたいにアイドルするのが楽しそうだなと思われるアイドルになりたいです。

ーーいると思いますよ。

寺嶋 由芙
本当ですかね。そうなっていたら良いなと思うし、色んなアイドルがいて、色んな事務所があって、色んなコンセプトや曲があって。だからこそ、どこか自分に似合う場所があると思うんですよ。だから、今、アイドルをしていて、ちょっと自分の思い通りにできないと思う子がいるならば、思い通りにできる環境に変えていくとか、そういう工夫をしてもいいんじゃないかなと思いますね。だって、普通の一般企業の方も今、転職するのが主流じゃないですか。

ーー本当にそうですね。

寺嶋 由芙
だから、そういう気持ちを持って、似合う場所を探して長くアイドルをやるというのが、私は楽しいことだと思うから、そういう子がいても良いのかなと思ってて。少しおこがましいかもしれないんですけど、私がその一個のロールモデルになれたら嬉しいですね。アイドルとして。やりたいことを無理なく、そして元気にやれる環境をアイドルちゃんたちが見つけられますように。その時に、「ゆっふぃーさんみたいにやれば、良いのかな」というヒントになれるようなアイドル活動をしていきたいなと思っています。

ーー取材を通して、本当に素敵なことをすごくおっしゃっていて、心打たれます。

寺嶋 由芙
いやいや。でもアイドル業界も以前に比べて、風通しが良くなっているなと思いますし、明るい話題の方が多くなっているので、この良いムードを伸ばしていきたいと思いますね。

ーーありがとうございます。ゆっふぃーさん自身の目標はなんでしょう?

寺嶋 由芙
長く楽しくやることっていつも言っちゃうんですけど・・・そうですね、その中で、会場も大きくしていきたいし、回れる場所も増やしていきたいし、会えるゆるキャラも増やしていきたいです。まぁゆくゆくはおパンに認められるアイドルになりたいなぁ~というのは、すごく思いますね(笑)。

ーーどうやったら認められるんですかね? コラボですかね?

寺嶋 由芙
コラボとかねぇ~、憧れますねぇ~。前に楽天さんの『楽天市場ショッピングチャンネル』という通販番組にレギュラーで出していただいていた時、「おパンが大好き」と言ってたら、デザイナーさんが、おパンが私の衣装を着ているイラストを、サプライズで書いてくださったことがあったんです! 本当に嬉しすぎて、今もずっとそれを大事に眺めています(笑)。もう6年くらい経つんですけどね(笑)。でももっと表に出る形というか、もっと大々的にコラボができるくらい、おパンに並べるくらいになりたいと思いますね。

ーーおパンの曲を書くとか良いですよね。

寺嶋 由芙
あぁ~、おパンの曲、良いですね~~! おパンの曲を作る場合はぜひ歌わせていただきたいです! 作詞もぜひ! ご一緒させていただきたいです。

ーー逆にゆっふぃーさんがおパンのことを想った曲を作るとかどうですかね?

寺嶋 由芙
わぁ~! 素晴らしいですね! 書きたいですね。そうなんですよ、本当におパンは最高なので(笑)。

ーーこの記事をきっかけにコラボできたら良いですね(笑)。

寺嶋 由芙
そうですね! ゆくゆくはプリンとパンダとコラボみたいな(笑)。私のオタ活として(笑)。

ーー良いですね(笑)。

寺嶋 由芙
でもそれは一つの夢かもしれないです! 好きなキャラクターをめっちゃ集めた、『キャラフェス』をやりたい!

ーーおぉ~、良いですね!

寺嶋 由芙
推ししかいないキャラクターフェスをやりたいので、その際はおパンには出演兼スポンサーになっていただけると、とても心強いです(笑)。好きな子をいっぱい呼びたいですね。おパンはセンターにするので(笑)。

ーーあはは(笑)。ありがとうございます。最後に、この記事を読んでいる方に向けてメッセージをいただけますか?

寺嶋 由芙
いつも楽天チケットさんには大変お世話になっていて、今回のツアーもお世話になっているんですけれども、楽天ユーザーの方は、楽天チケットでチケット買ったらポイント溜まるなど、色んなプラスアルファのお得があるので、楽天チケットを選んでご利用されていると思うんですよ。だから、私もちょっとお得なアイドルを目指して(笑)。ゆっふぃーを推していると、「あれ、気付いたら短歌も勉強できたし、コピーも勉強できたし、キャラクターにも詳しくなったし、なんか楽しいぞ」みたいな(笑)。音楽を楽しんでいただくプラスアルファの何かを提供できるように、これからも頑張ろうと思っておりますので、ひとり楽天でよろしくお願いいたします(笑)。引き続き応援よろしくお願いします!
  • Interview & Text/石山喜将
  • Photo/奏

INFORMATION 寺嶋 由芙

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