IDOL : #2i2
ゼロイチファミリアから#ババババンビに続くアイドルグループとして結成された#2i2(ニーニ)。華やかなルックスの4人が、ラウドロックサウンドでシリアスな心の叫びを歌う。昨年は初の全国ツアーも行った。「#2i2の日」の2月12日には過去最大規模の品川ステラボールでのワンマンライブを開催。結成から2年の足跡とメンバーたちの素顔を探った。(写真左から奥ゆい、十味、森嶋あんり、天羽希純)
ツアーで1人だけカニを食べそこないました(笑)
――2022年グループ初の全国ツアーは各地で盛り上がったようですが、ステージ以外での思い出もありますか?
- 十味
- まず初日、熊本から始める予定だったのが、まさかの台風で中止という。普段から私たちのライブでは雨がたくさん降って、雨女の自覚はあったんですけど、すごくショックでした。ホテルで待機していて、ライブはできない中で、どうやって皆さんに楽しんでもらえるか考えて、SHOWROOMを配信したのは印象的です。
- 森嶋あんり
- #2i2の遠征では基本的に、朝、全員起きられないんです(笑)。ゼロイチファミリアの忘年会でディズニーランドに行ったときも、みんなで「朝イチで行こうね」と言っていたのに、誰も起きなくて。
- 十味
- 1人が早く起きて「行こう」みたいなこともなく、全員が同じくらいに起きて「そろそろ行く?」みたいな。
- 奥ゆい
- 目覚ましは掛けていて、鳴っていた記憶はあるんですけど……。
- 十味
- 止めた記憶はない(笑)。
- 天羽希純
- 夢の中で鳴っていた気がします(笑)。
- 森嶋
- 今回のツアーはほとんど日帰りでしたけど、金沢では泊まりました。
- 奥
- でも、十味ちゃんが次の日、お仕事だったんだよね。
- 十味
- 朝イチでカニを食べるために、みんなで珍しく頑張って早起きして、お魚の市場に行ったんです。でも、お店の開店時間が私が出ないといけない時間ギリギリで、1人で泣きながら新幹線で帰りました(笑)。
- 奥
- 私たちはカニをいっぱい食べて満喫しました。
- 森嶋
- せっかく来たので、十味の分も食べました(笑)。
- 十味
- 私の地元の長野公演では、父と母が観に来てくれて、初めてメンバーに会ってもらいました。
- 森嶋
- お母さんが64(#2i2のキャラクターのロボット)の絵を描いたクッキーを、差し入れしてくれたんです。
- 奥
- 長野名物の大きいリンゴもいっぱいいただいて。お母さんはマスクをされてましたけど、雰囲気は十味と似ていました。
- 森嶋
- ふんわりして、やさしそうなお母さんでしたね。
ステージで照明が当たった瞬間にスイッチが入ります
――皆さんは普段そういうふうにワチャワチャしていて、ステージに立つと大暴走するわけですよね。楽屋かどこかでスイッチが入るんですか?
- 森嶋
- 楽屋では普段のままで、SEが流れてステージに登場した途端、スイッチが入るタイプです。
- 十味
- 境界線をまたいで照明が当たった瞬間じゃない?
- 森嶋
- 円陣はユルい感じなんです。私がいつも、その日に思ったことを言っていて。
- 奥
- 最初の頃は「後ろのお客さんにまで気持ちを届けるぞ!」から始まったのが、あんりのオリジナルになっていきました。
- 森嶋
- 「終わったら肉を食べましょう!」とか(笑)。
――ライブ前のルーティンはありますか?
- 天羽
- MCの打ち合わせがほとんどですね。
- 奥
- 私は水分をめっちゃ摂っています。500mlのペットボトルが3本くらい空きます。
- 森嶋
- リハで1本なくなっているよね。
- 奥
- お腹がポチャポチャした記憶はないので、ノドを潤してライブで叫べるようにしています。水以外だと、オレンジジュースでさっぱり気合いを入れることも多いです。
- 十味
- フルーツをよく食べているよね。私はユンケルを飲んでライブをやったら、めっちゃ調子が良かったときがあって。疲れているときはユンケルを買ってきて、みんなにも「飲みな!」と配っています(笑)。
緊張すると思い切り背中を叩いてもらって
――十味さんはツアーファイナルの恵比寿リキッドルーム公演の前は「不安すぎて、舞台袖で30秒に1回泣いて」いたと、ツイートしてました。
- 十味
- 私、大きいライブの前は本当に緊張しちゃって、ずっと「わーっ! どうしよう?」と泣いているんです。そういうとき、おくゆいが「大丈夫だよ。味方しかいないから」と励ましてくれます。たまに中くらいの緊張でも「大丈夫」と言ってほしくて、おくゆいに「今日はヤバい!」と話したりしています(笑)。
- 奥
- えっ、そうだったの(笑)?
- 十味
- あと、森嶋に思い切り背中を叩いてもらったり。
- 森嶋
- 自分の手が痛くなるくらい叩きます(笑)。
- 十味
- それで「おっしゃー! キターっ!」となって。イマイチだったら「もう1回!」みたいな(笑)。
――森嶋さん自身のルーティンは?
- 十味
- 龍角散のドリンクを作っているよね。見た目は泥水のような(笑)。
- 森嶋
- 大きなライブのときのステージドリンクとして、1本に龍角散のど飴を4個くらい溶かします。ステージ上で飴をなめるわけにはいかないので。飴がそのまま水で薄まった味で、ライブ中に補給するとスッキリします。
1年目は色々な言葉に囚われて長く感じました
――リキッドルーム公演は結成2周年ライブでもありました。この2年で、グループはどう変わりましたか?
- 十味
- 1年目は長く感じました。アイドルってかわいくて笑顔で……みたいなイメージですけど、#2i2はちょっと違っていて。最初は“アンドロイド”というコンセプトを伝えられて「どういうこと?」となったり、それぞれの考える方向性がバラバラで、フォーメーションも噛み合ってなかったんです。どういうライブをしたらいいのか、悩んでいた時期でした。対バンライブで受け入れてもらえないなと感じることもあったし、結果も出ないから難しくて。だから、長く感じたのかもしれません。でも、1周年が終わってから2周年までは秒じゃなかった?
- 森嶋
- 確かに早かった。
- 奥
- この前、去年の初詣をした記憶がある(笑)。
――悩んだことの出口が見つかったんですか?
- 森嶋
- 完璧な答えはまだ模索していますけど、「こうしたほうが自分たちを出せる。たくさんの人たちに気持ちを届けられる」というものが、だんだん見つかりました。そういう心境になれたのは、3月に事務所の3グループが出演する「#HASHTAG NIGHT」で、手紙を読んだのがきっかけです。「自分たちらしいライブをする」と宣言させていただいて。
- 十味
- 振付をしてくださる元NMB48の日下このみ先生にも「ここまでやってもいいんだよ」と、何かに縛られていた私たちの表現の幅を広げていただきました。私たちは「お客さんに伝えるぞ!」という気持ちでライブをやる。お客さんもあの宣言を受け取って返してくれる。そういう流れができたんです。
- 奥
- みんなでライブを楽しめるようになった感じですね。
弱みを見せたくないから家で猛練習をしました
――奥さんは#2i2に加入する前は、安定志向の大学生だったんですよね?
- 奥
- 完全な初心者で入って、最初の雰囲気はたぶん今と全然違っていました。
- 十味
- 「あっ、十味さん! お疲れさまです!」みたいな(笑)。
- 奥
- 何も悩みがなさそうな大学生で、実際に何も考えていませんでした(笑)。#2i2の他の3人は引きこもりですけど、私は明るいタイプです。
- 十味
- 私たちを表す言葉は“引きこもり”しかないのか(笑)。
- 奥
- でも、事務所のレッスンに夏から入らせてもらったら、初心者すぎて何もできなくて。他のメンバーとの仲も深まってなかったから、足を引っ張る申し訳なさをすごく感じたんです。自分でも人に弱みを見せたり、泣いたりは絶対したくなくて、家で猛練習をしました。そしたら、#2i2のメンバーに選ばれたんです。あの頃は必死すぎて、記憶が曖昧なんですけど。
――寝る間も惜しんで練習したとか?
- 奥
- 寝てはいましたけど、姿見を買って、基礎のアイソレーションから家で練習していたら、ダンスの先生に「上手くなってきたね」と言われるようになりました。私は最初、アイドルになろうと思っていたわけではなくて。ただみんなについていくために、練習していました。
- 十味
- おくゆいは最初、リズムの表打ちも裏打ちもわからない状態だったのに、#2i2の楽曲は最初から振りが難しかったんです。
- 奥
- 本当にわからなかった。
- 十味
- こっちも「大丈夫かな? 辛いよな」と思ってましたけど、毎回笑顔で前向きに頑張っていて。レッスンでできなかったことも、次にはちゃんとできるようになっていました。すごく練習しているのが伝わります。最近だと、振り覚えが一番早いです。
- 森嶋
- もともと振り覚えの早い十味が苦戦していた曲でも、おくゆいは“音に乗ります”って感じで舞っているんです。
- 十味
- 動きの形を捉えるのが早くて、処理がちゃんとできるんですよね。最初に苦労した経験も活きているんだと思います。
- 奥
- こんなに誉められるとテレますね(笑)。
- 森嶋
- 最近は歌の表現力もめちゃめちゃ広がってない?
- 奥
- 最初は“人前で歌うのが恥ずかしい”というところから入ったんです。歌った経験がないし、全然上手くないし。#2i2でサビを担当させてもらったのも、4曲目の「独り占め」から。高音も出なければ、地声でも歌えない感じでした。メンバーにいろいろ教えてもらって出せるようになって、今は恥ずかしさはなく、ライブも楽しくなりました。
ノドを痛めてから表現力が広がりました
――歌といえば、森嶋さんも力強さに磨きがかかって、進境が著しいのでは?
- 十味
- デビューしたときから上手でしたけど、たぶん元からプライベートでたくさん歌っていたのが、#2i2で人に見せる歌い方を身に付けたんでしょうね。ここはもっと感情を込めて、ここはガナっていく……みたいな。私も刺激を受けました。特に「SUPER FIRE」のガナリながら消えていくラストが好きで、こっちも気合いが入ります。
- 奥
- あんりが歌ってくれたら大丈夫! みたいな安心感があって。
- 森嶋
- 去年のTIFのとき、ノドを痛めてしまって、ほぼ声が出ない状態で全部のステージをこなしたんですね。そこから回復に向かうまで、抑えながら歌っていた中で、ノドに負担を掛けずに響かせるにはどうしたらいいか、研究したんです。そこで表現力が広がったように思います。当時は大変でしたけど、今になったら結果的には良かったのかなと。
――天羽さんは奥さんと逆に、いろいろなグループを経て#2i2に加入しました。これまでのアイドル活動との違いはありましたか?
- 天羽
- それまではかわいい系のアイドルだったのが、#2i2ではクールなロック系の楽曲が多くて、そのギャップに悩みました。どう表現したらいいのかと。
――ロック系は聴いてもいなかったんですか?
- 天羽
- 皆無でした(笑)。
- 十味
- 名前が(氷室京介の)「KISS ME」から付けられたのにね(笑)。
- 天羽
- すいません(笑)。私はアイドルソングしか聴いてなくて。地味な学生生活をしていて、音楽プレイヤーも持っていなかったんです。乃木坂46さんは好きでしたけど、それ以外は、テレビでよく流れている曲をちょっと知っているくらいでした。
ボカロを聴きすぎて「人間の歌を学びなさい」と(笑)
――他の皆さんは、#2i2でやっているようなラウドロックに馴染みはありました?
- 奥
- 私は好きでした。自分で楽器も弾くので、バリバリのロックバンドさんをよく聴いていて。MAN WITH A MISSIONさんとか大好きです。#2i2ではステージでそういう最強の曲を歌えるから、アイドルの自分に自信が持てます。
- 十味
- 私も高校生の頃は、マンウィズさんのようなロックフェスに出ているバンドさんが好きでした。でも、私がこのお仕事を始めたルーツが「踊ってみた」で、動画を投稿し始めた頃はボーカロイドの曲をすごく聴いていて。#2i2だと「善人悪人」がボーカロイド調で、歌うのがめちゃくちゃ楽しいです。
――好きなボカロPというと?
- 十味
- たくさんいて絞りきれません(笑)ただ私は一度、森嶋に「十味はボカロを聴きすぎで、人間の歌声のストックがない」と言われたんです(笑)。
- 森嶋
- そんなこと言ったっけ?
- 十味
- 「人間の歌を聴いて学びなさい」と言われました(笑)。逆に、森嶋は雑食だよね?
- 森嶋
- 幅広く何でも聴いて、いろいろな音楽にハマってきました。アイドルソング、K-POP、邦ロック、アニソン、ボカロ……。今は我儘ラキアさんの曲を、ほぼ毎日聴いています。
ステージでは知らないうちにアザが増えていたり
――自分たちでラウドロックをやるようになって、体力も付きました?
- 奥
- ビックリするくらいに(笑)。
- 十味
- 最初の頃は「6曲連続? 死んじゃう!」みたいな(笑)。
- 森嶋
- この前のワンマンでは、MCなしで10曲以上やりました。限界でしたけど、そのときにしか出せないパフォーマンスになったりします。
――ステージが終わったあとはヘトヘトに?
- 森嶋
- 達成感のほうが大きくて、気持ち良いですね。
- 十味
- ランナーズハイみたいに、「何でもできる! これから仕事しよう!」という気持ちにならない?
- 奥
- わかる! だから私、ライブのあとに部屋の掃除をしましたから(笑)。
- 十味
- ライブで体も感情も動いていたから、何か落ち着かなくて、寝られなくなります。
――森嶋さんは「筋肉痛と肩こりがすごいので湿布貼りたい」とツイートしていたこともありましたが。
- 森嶋
- もう本当にひどいんです(笑)。最近、整体に行ったら「早めに肩が上がらなくなる」と言われてしまって。
- 奥
- 怖いよ、それ。
- 森嶋
- 私、この中で最年少なのに、こうやって年を取っていくんだなと(笑)。だから、ストレッチをしたり整骨院に行って、しっかりメンテナンスをしようと思っています。
- 十味
- 森嶋は寝相がヘンだから(笑)。忘年会で泊まったとき、「何この四角形?」という形になって寝ていました(笑)。手首が完全に曲がっていて、よくこれで寝られるなと。
- 森嶋
- ステージではアドレナリンが出っ放しなので、衣装に引っ掛けて指を切っちゃったりしていても、気がつきません。
- 奥
- 確かに、知らないうちに膝にアザが増えていたりします(笑)。
- 天羽
- 私は持病があって、ライブ中に「おお、死にそうだ」となるときがありますけど、一番の回復薬は応援してくださる皆さんの笑顔です。みんな、私を見て「明日も頑張ろう」という気持ちになってくれているんだと思うと、「私が頑張らなくてどうする?」と元気が出ます。体力的な辛さは忘れますね。
私服姿を見たときにビックリしました(笑)
――2年活動していると、メンバーの意外な面が見えてきたりもしますか?
- 十味
- 私は希純のことは会う前から、かわいい子だと聞いていて、初対面のときは落ち着いた雰囲気だったんです。たぶん家では料理もしていて、お洋服はフワフワ系で、何でもできるお姉さんなんだろうなと思いました。
- 天羽
- その通りだったね(笑)。
- 十味
- そしたら、野菜は食べられないし、お水は飲めないし。
- 天羽
- ジュースを飲んでいます。
- 十味
- 最初に私服で来たときもビックリしました。緑のTシャツにピンクのパンツで、そんな色の組み合わせは見たことなくて(笑)。靴下もいつも絶妙なキャラもので、ドッグランで汚れた泥だらけの靴を履いていました(笑)。
――見た目は気にしないんですか?
- 天羽
- 気にしないですね。みんなに心を開いているからで、良いことですよね(笑)。
- 十味
- 何か抜けているから、かわいいと思ってしまいます。
――料理は実際しているんですか?
- 天羽
- しません。野菜を食べませんから。
――お店で頼んだものに野菜が入っていたら?
- 天羽
- よけます。
- 十味
- 私のお皿に入れられます(笑)。
- 奥
- 十味も希純の前に野菜が出ると、「私が食べる」と言うんです(笑)。
- 十味
- 野菜、大好きなので。
- 天羽
- ウィンウィンです(笑)。
キラキラした生活かと思ったら引きこもりで(笑)
- 奥
- 私は普通の大学生だったので、この世界にいる女の子たちはきっとキラキラしていて、素敵なんだろうなと思っていました。
――十味さんのグラビアを見たりしていて?
- 奥
- そうですね。十味ちゃんのインスタグラムも見て、きっと私たちとは違う華やかな生活をしているのかと思っていたら、ガチの引きこもりで(笑)。
- 十味
- ハハハハ(笑)。
- 奥
- 私生活はめっちゃ地味なんだと、ビックリしました。他のメンバーもずっと家にいるし、逆に親近感があって入りやすかったです。
- 森嶋
- 十味は「ぬいぐるみと遊んでいる」と言っていて、まあネタなんだろうなと思っていました。でも、この前、一緒にディズニーランドに行ったとき、ワンちゃんっぽいぬいぐるみを見つけて持ち出して、急に(幼児声で)「もりしまちゃ~ん♪」と話し掛けてきたんですよ(笑)。
- 十味
- 自分の中では自然な流れでした(笑)。
- 森嶋
- 「この人、普段からやっているんだ」とわかりました(笑)。
- 十味
- 寝る前に、ぬいぐるみとのお話タイムがあるんです(笑)。ベッドに叩くと光るムーミンの照明があって、目がキラキラするので、めっちゃかわいくて。楽天さんのお買い物パンダにも「取材とっても嬉しかったです」と話しました(笑)。田舎のひとりっ子だったので、ひとり遊びは上手なんです。
よくわからない画像をいきなり送ってきて(笑)
――天羽さんや森嶋さんも引きこもりがちなんですか?
- 天羽
- ずっと家にいますね。私は実家住みで、いつも家族と一緒。8コ下の弟がかわいくて遊んでいるか、ゲームをしています。
- 森嶋
- 私は一度、おくゆいに「あんりは家で何もしてないと言うけど、本当に何もしてないの?」と聞かれて、考えてみたんです。そしたら、本当に何もしてないんですよね(笑)。
――ボーッとしている、ということですか?
- 森嶋
- 寝てるか、食べてるか、スマホでSNSをしているか。それ以外のことは何もしていません。家で他に何ができる?
- 十味
- 私は余裕があるときはゲームをしている。
- 森嶋
- ああ。私、ゲームもしないんですよね。
- 奥
- あんりはスマホをあまり見ないよね。
- 天羽
- でも、ヘンなことをしています。メンバーのグループLINEに、突拍子もなく写真を上げたり。カメラを広角にして、アゴを引いて下から撮って、親指みたいになった顔の写真とかを急に送ってきます(笑)。
――YouTubeチャンネルでも、その話が出ていました。
- 十味
- 風呂上がりにバスタオルをターバン巻きにした写真とか。
- 天羽
- そんな感じの、よくわからないシリーズがあるよね。
- 十味
- しかも「これ見て。面白いよ」とかがなく、いきなり画像だけ送ってきて(笑)。
- 天羽
- 後からも説明の文章も何も付けない(笑)。
- 奥
- 最初の頃からやっていて、どう触れたらいいのかわかりませんでした(笑)。
- 森嶋
- みんなが楽しんでくれたらいいなと、盛り上げようとしたんです(笑)。
- 十味
- 我が身を犠牲にして(笑)。
- 森嶋
- 私、鏡を見ることは多いです。
- 天羽
- どんな角度がかわいい、とか?
- 森嶋
- というか、「今めっちゃブスだな」と思いながら、楽しんでいます。
- 天羽
- 自分のブス顔を探しているの(笑)?
- 奥
- すごい遊びだな(笑)。
――森嶋さんがブス顔になることはめったにないのでは?
- 森嶋
- いえ、結構あります(笑)。
- 天羽
- 森嶋って0か100だよね(笑)。
- 十味
- ジワるヘン顔が上手い(笑)。
お母さんへのプレゼントに3万4千円を奮発しました
――ちなみに、引きこもり生活の中で、楽天市場で買い物をしたことはありますか?
- 奥
- 引っ越したとき、インテリアを楽天さんで揃えました。白いお部屋にしたかったので、“白 かわいい インテリア”で検索して、カーテンやマットレスを買いました。
- 十味
- 私はネットショッピングをよくしています。楽天さんはインテリアが充実しているんですよね。お母さんへのプレゼントにダイニングテーブル、マネージャーさんに低温調理器を買ったり、自分ではコンタクトレンズとか日用品を購入しています。
- 森嶋
- 私は化粧品や香水の限定品を買っています。春限定の香水が、お店に行ったら売り切れと言われてしまって、ネットで調べると、たいてい最初に楽天さんが出てきて。そこでゲットした香水は、和風シリーズで桜の香りでした。今もお気に入りです。
――ネットで香水を買って、イメージと違う香りだったことはないですか?
- 森嶋
- 事前に嗅いでいたんです。「こういうのが発売になります」というのをお店で試して、めっちゃ良いなと。「絶対に発売日に買いに行くぞ!」と思っていたら、その日はライブで行けず、1日で売り切れてしまったんです。そういうとき、楽天さんにお世話になっています。
- 天羽
- お母さんへのクリスマスプレゼントに靴を買いました。毎年、交換会をしていて、お母さんが私の履いている革靴を「すごく良い」と言うので、3万4千円を奮発したんです。誕生日プレゼントにも、楽天さんで財布を買わせてもらいました。ショップがたくさんあって選びやすいので、ヘビロテしています。
――その革靴はどんな品だったんですか?
- 天羽
- デザインはシンプルで、素材と色味が気に入りました。色の濃い部分と薄い部分のあんばいが良いなと思ったんです。
ハードな曲でもメンバーと目が合うと元気が出ます
――十味さんがリキッドルームのMCで「めちゃくちゃ壁のあったグループ」と話していました。その壁を乗り越えるために、どんなことを頑張ってきたんですか?
- 十味
- ライブでのパフォーマンスのスタイルを変えました。お客さんにもっと気持ちを伝えよう、来てくれる皆さんの気持ちももっと受け取ろうと。あと、私たちの曲には向かい合う振りがなくて、同じステージに立っていても、メンバーと目を合わせることがなかったんです。あるとき、このみ先生に「辛いときはもっと目を合わせていきましょう」と言われて、「それだけで力が出るのか?」と思ったんですけど、本当に元気にならない?
- 奥
- そうだね。最近はみんなの顔を見るようになって、よく目が合います。
- 十味
- #2i2の曲はハードなので、体力的に「くっ、辛い!」となるときがあるんです。そういうときに目を合わせています。
- 奥
- 十味は目だけでもメッセージが伝わります。
- 十味
- 希純はステージでへン顔をしてくるんですよ(笑)。お客さんに見えないように。
- 奥
- 絶対見られているよ(笑)。
- 天羽
- 「まだまだいけるよ」という気持ちでやっています(笑)。
- 十味
- でも最近、希純のヘン顔がパターン化してきて。「もうそれ見た。次!」と思っています(笑)。
- 天羽
- そんなことを思われていたのか(笑)。鏡を見て練習しないと。森嶋もヘン顔をしてくるので、負けないように。
- 森嶋
- 楽しくなると、オチサビで後ろで待機しているときに「イエーーーイ!」と叫んでいます(笑)。
- 奥
- マイクを通さないで(笑)。
- 十味
- 「Shutter speed」のときだよね。ちょっと声が大きすぎない? とヒヤヒヤしています(笑)。
- 森嶋
- そうやって、ライブ中にコミュニケーションが取れるようになりました。
――リキッドルームの最後のMCでは、森嶋さんが涙で感動的な話をしながら、衣装の肩にはタコが付いていたのがおかしかったです(笑)。
- 森嶋
- あの絵面はすごく面白かったですね(笑)。あんな話をしながら、そう言えば衣装にいっぱいぬいぐるみが付いていたなと、あとになって思いました(笑)。
パチンコのタイアップはお父さんが喜んでくれて
――あのライブでは、パチンコの『北斗の拳』シリーズの『P真・北斗無双 第4章』のタイアップ曲「BURNBURNBURN」も披露されました。『北斗の拳』は知っていたんですか?
- 十味
- さすがに有名なので名前は知っていました。ストーリーは知らなくて、練習の一環でアニメを観ました。
- 森嶋
- 人気のあるシリーズとも聞いていたので、タイアップ曲になったのはめっちゃ嬉しかったです。
- 十味
- 全国各地で#2i2の歌が流れるというのが、最初は信じられなくて。雲をつかむような話だと思っていたんですけど、振りが付いたり、レコーディングをしているうちに現実味を帯びてきて。ステージで披露した瞬間は、マジ泣きそうになりました。
- 天羽
- ヤバかったね。
- 奥
- はもう「フェーイ!」となって笑っていました(笑)。
- 十味
- 配信で観たら、みんないい顔をして歌っていました。
――パチンコはやるんですか?
- 奥
- 私はやりません。でも、お父さんが単身赴任中で田舎に住んでいるから、やることがないんで、きっとやってくれると思いますよ(笑)。
- 十味
- そんなことを言うな(笑)!
- 奥
- 私も田舎に住んでいたので。だから、お父さんはたまにパチンコに行っていて、「私たちの曲が流れるよ」と言ったら、めちゃ喜んでくれました。娘がそんなことになってビックリ、みたいな(笑)。
- 天羽
- 『北斗無双 第4章』は自分でもやってみたいですね。
- 奥
- やり方がわからないんですけど。
- 十味
- 私はメダルゲームが好きなので、同じ感じかも。
- 天羽
- 自分たちの曲が流れるまでやらないと。
- 十味
- 破産したらどうしよう(笑)。
ライブではすべての感情を爆発させています
――2月12日には品川ステラボールでのワンマンライブがあります。
- 十味
- 私たちにとって、この前のリキッドルームが過去最大規模の会場でしたけど、ステラボールはさらに倍。リキッドルームではチケットをソールドアウトできなかったので、今度は絶対に満員でやりたいです。それは私たちの気持ちでもあるし、お金と時間を使って来てくださる皆さんにも最高の景色で最高のライブを観て欲しいと、すごく思っています。
――#2i2のライブをまだ観たことのない人に向けて、どんなステージかアピールするとしたら?
- 天羽
- 個々のメンバーはお嬢さま系と言われることが多いんです。かわいいとか、あざといとか。でも、ライブでは大暴走していて、そのギャップが面白いと、初めて来てくださった方によく言われます。たぶん想像と違うステージになるのを楽しみに、来ていただけたら。
- 十味
- 私たちは思っていることを口に出して言えないタイプなんです。根暗、根暗、根暗、陽キャだけど頑張っていることを言いたくない、みたいな4人で(笑)。
- 奥
- 言いたくないです(笑)。
- 十味
- でも、ライブではすべての感情を爆発させます。恥ずかしいとか、これをやったら自分が傷つくとか関係なく、本能のまま、そのときの気持ちを伝えています。会場がどれだけ大きくなっても、皆さんに全部伝えるので、ぜひ受け取りに来てください!
#2i2 メンバー
- 十味(とーみ)2月8日生まれ、長野県出身
- 森嶋あんり(もりしま・あんり)12月2日生まれ、群馬県出身
- 奥ゆい(おく・ゆい)5月15日生まれ、奈良県出身
- 天羽希純(あまう・きすみ)8月12日生まれ、東京都出身
- Text/斉藤貴志
- Photo/奏
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