あらすじ
百年書店とは、時代の流れとともに忘れ去られた作品にもう一度息吹を注ぎ込む「常盤悠季(ときわゆうき)」という名作ソムリエが店長を務める書店である。
百年書店には今日も常連のお客様が。この店長はいつも、おススメの本を紹介してくれる。このおススメの仕方が特別なのだ。その本のあらすじのみならず、その本に隠された真実やメッセージといった、言わば「本に書かれた物語にまつわる物語」を紹介してくれる。
どうやらそれらは全て店長の妄想なのだが、客は必ずその古本を買っていくことになる。
今回のおススメは、モーリス・ルブラン著「ルパンvsホームズ」。
怪盗紳士アルセーヌ・ルパンと名探偵シャーロック・ホームズ。この二大ヒーローの共演が実現した裏側に入り込んでいく。
果たして、今日はどんな物語が繰り広げられるのか。常盤がゆっくりと語り出す。