ZIPANG OPERA
「ZIPANG OPERA 有観客&配信ライブ ~風林火山~」
佐藤流司 ✕ 福澤 侑 ✕ 心之介 ✕ spi インタビュー

強力な個性と才能を持つ4人による音楽パフォーマンスユニット・ZIPANG OPERA。和テイストを根底に、ポップ、ロック、ミクスチャー、ヒップホップとあらゆるジャンルを網羅する幅広い音楽性が魅力だ。3月29日に約2年ぶりのフルアルバム『風林火山』をリリースした彼らに新作アルバムのこと、初のMV撮影に挑んだエピソード、そして4月4日より開催される有観客&配信ライブについて質問した。

『風林火山』はメンバーそれぞれのイメージとぴったり重なる(福澤)

ーー約2年ぶりとなる2ndアルバムが発売されました。『風林火山』というアルバム名に込めた想いは?

福澤

『風林火山』はメンバーそれぞれのイメージとぴったり重なるんです。

佐藤

風が(福澤)侑、林が心(心之介)、火が私、山がspi君。

spi

『風林火山』とは、戦いにおける4つの心構えを述べた語です。風のように素早く動いたり、林のように静かに構えたり、火のような激しい勢いで侵略したり、山のようにどっしりと構えて動かない意味。転じて、物事の対処の仕方や時機や情勢などに応じた動き方にも通じます。武田信玄が旗に大書し、旗印に用いたことで有名ですよね。まさに我々にぴったりだと思っています。

心之介

今回のアルバムは前回のアルバムよりも挑戦的で、尚且つ様々な音楽のアプローチを取り込んだ楽曲ばかりなのでこのタイトルが相応しいなと僕自身そう思っています。

ーーアルバムが完成した今のお気持ちは?

佐藤

やっとはじまるなぁ、といった感想です。0から始まり東京ドームで開催 された『ACTORS☆LEAGUE in Baseball 2022』でオープニングアクトを務め、ここからいよいよ1になるのだなぁといった気持ちです。

福澤

気合い入ってます!!

心之介

最高です。『KAMINARI FLAVOR』のMVも含め、新しいZIPANG OPERAが凝縮された作品になったと思います。モードも最高潮です。このモードのまま4月のライブに臨めたらなと思っています。

ーー『KAMINARI FLAVOR』は初のMVでもあり、そちらも見応えがありました。撮影中のエピソードなどはありますか?

佐藤

レーザー光線に囲まれてパフォーマンスする演出があったんですけど、「上は絶対見ないでくださいねー」と言われ、ビビりながら踊った4人です(笑)。

spi

メンバー同士のセッションから生まれる生モノ感を大切にするため、構成を固めずに挑んだので、出来上がるまでは少し不安でした(笑)

心之介

僕にとっては初めてのMVの撮影だったので、最初はとても緊張していました。ただ、最初に全員のカットを撮り終わり、チェックで確認した瞬間「これはきっと素晴らしいMVになる」という確信が自分の中で芽生えました。それからはただひたすら今の自分が出せる最大限をパフォーマンスしました。

福澤

いや、もう、次の日全身筋肉痛でしたね……。

作詞で意識しているのはZIPANG OPERAらしいかどうか?(心之介)

ーーアルバム収録曲でお気に入りの曲や聴いて欲しいポイントは?

佐藤

『Breaking Down』は今までに無いダークな曲調になっているので個人的にオススメです。

心之介

今回のアルバムにはZIPANG OPERAとして初のデュエット曲が2曲収録されています。コントラストの強い2曲です。ANCHOR(アンカー)の皆さんにぶっ刺さる事間違いなしだと思いますので沢山聴いて欲しいですね。

ーー『天照』は心之介さんとspiさんによるデュエット曲です。

spi

心となにか思いっきり打ち合わせをしたわけではないのですが、歌詞に共感して表現してみたところ、どんぴしゃにハマって、心が「それです!」って言ったのが嬉しかったです。

ーーいいエピソードですね。『ツギハギ』は佐藤さんと福澤さんによるデュエットですが、和テイストのミクスチャー・ヘヴィロックでカッコいい曲です。

福澤

(佐藤)流司くんとのユニット曲で、これは是非聴いて欲しいです。レコーディングのときも僕がRECしている横に流司くんが居てくれて細かく見てくれました!

spi

『ツギハギ』はめちゃカッコいいんで聴いてください。

ーー佐藤さんは『ツギハギ』と『BLAZY BLAZE』で作詞もされています。ZIPANG OPERAの歌詞を書くうえで意識されていることは

佐藤

たくさんの方に聴いてもらいたいという思いから、なるべく耳馴染みのある言葉を使い、汚い言葉を入れないようにしています。

ーーそして『STEER THE SHIP』、『Eye of the Storm』、『天照』は、心之介さんによる作詞です。

心之介

作詞をするときに意識していることは決まっていて、“ZIPANG OPERAらしい歌詞かどうか?”です。歌詞というのは音楽に魂を宿らせる物だと思っているので、嘘偽りなく、そこに確かな自分の情熱を残す事がいちばん大切だと思います。

ジパオペのライブからしか得られない養分があります。(spi)

ーー4月4日から7日には“ZIPANG OPERA 有観客&配信ライブ ~風林火山~”という公演が開催されます。どんな内容になりそうですか?

佐藤

それぞれのライブが、その日を担当するメンバーにフォーカスしたライブになっています。アルバムも2つになり、内容も盛りだくさんです。

spi

今回は配信もするのですが、全世界から視聴可能なので世界中の方に楽しんでいただきたいです。

ーーZIPANG OPERAにとってライブとは?

福澤

かます場所。

心之介

この4人とこのチームでしか表現出来ない「日本」というテーマを今後も追求して行きたいなと思っています。

spi

ジパオペのライブからしか得られない養分があります。

佐藤

前回の“暁の海”はプレ公演のような形で上演したので、自分達にとってライブとはどのようなものなのかは、まだわかっていない気がしています。今回でその答えが見つかるのでは、と考えています。

ーー前回の「ZIPANG OPERA ACT ZERO ~暁の海~」公演も他に類をみない素晴らしいエンターテイメントのライブでした。どのような体験でしたか?

福澤

すべてが新鮮でした。

心之介

初体験ばかりだったので物凄くプレッシャーがあった記憶があります。ただ、公演がスタートし、お客さんの笑顔を見れた瞬間からその肩の荷は無くなって全公演とても有意義な時間を過ごせました。まだアルバムの発売前の公演でしたので、一番最初の公演ではお客さんもどういったノリ方で楽しめばいいのか分からない手探りな感じがとても新鮮だった事を覚えています。

spi

壮絶でしたね。今回の方が壮絶ですが(笑)。でもかなり自分達が関わって作っているので手応えはありました。

佐藤

(コロナ禍で)客席で声が出せないなかでもたくさん盛り上がって頂いている、と言う事を肌で感じた公演でした。そしてこの4人なら更に高みへ行ける、と感じた公演でもありました。

これから色々な所へ、一緒に旅をしていきましょう!(佐藤)

ーー演出は“暁の海”に引き続き、植木豪さんです。植木演出の魅力とは?

福澤

世界観をすごい大事にされる方です。“みて!きいて!かんじる!”。LIVEにはかかせない所を引き出すプロですね。

spi

光ですね。最先端の光を使った演出が魅力です。

佐藤

曲に合わせて映像や演出がガラッと変わるので、パフォーマンスをしていても、他のメンバーのパフォーマンスを見ていても楽しいと感じます。

心之介

演出に妥協しないところ、同じ目線でパフォーマンスを考えてくれるところだと思います。豪さんがいつもプレイヤー目線でいてくれるので、どの演出もすんなり納得がいくんですよね。ZIPANG OPERAは豪さん無しでは成立しない、そんなお方だと思います。

ーー「ZIPANG OPERA 有観客&配信ライブ ~風林火山~」公演も間近に迫ってきました。見どころは?

心之介

今回の公演では日替わりで特別なパフォーマンスがセットリストに組み込まれることになっています。お越しになられるファンの方、そして今回の公演では国内と全世界への配信も同時にされますので、記憶に残る公演になるよう精一杯パフォーマンスさせて頂ければと思います!

ーー頼もしいです!

佐藤

当日は、ほぼぶっつけ本番でとある楽器を演奏します。楽しみです。

spi

とにかく早くお客様に会いたい。それだけです。

福澤

4公演全部観ても飽きないと思います。

ーー最後に読者及びANCHOR(アンカー)のみなさんにメッセージをお願いします。

心之介

いつも応援して頂きありがとうございます! その応援がとても糧になっています。やっと長いこと滞留していた船を動かせることが嬉しく思います。急に発信して、急にまたピタッと止まったりしますので酔い止めはいつでも飲んでいてください!(笑)

福澤

いつも応援ありがとうございます。沢山待たせていると思いますが、止まることなく進み続けるのでこれからも応援宜しくお願いします。

spi

これからも、もっともっと楽しい事をどんどんやっていくので、是非ご一緒しましょう! まだまだ始まったばかりですよ!

佐藤

いよいよZIPANG OPERAの 船出です。これから色々な所へ、一緒に旅をしていきましょう!

(構成・文/高畠正人)
※ZIPANG OPERAのファンの愛称=ANCHOR(アンカー)

■「ZIPANG OPERA 有観客&配信ライブ ~風林火山~」全世界配信決定!!

【詳細はこちら】 https://ldhrecords.jp/7505/

■リリース情報

2023年3月29日発売 / LDH Records
[ 2CD+Blu-ray ] ¥6,600(税込) /LGCL-1008~1010
[ CD ONLY ] ¥3,300(税込)/LGCL-1011
【詳細はこちら】 https://ldhrecords.jp/6990/

公演名 ZIPANG OPERA

会場 品川プリンスホテル ステラボール

公演日程 2023年4月4日(火) ~4月7日(金)

オフィシャルサイト https://ldhrecords.jp/zipangopera/